妹が海賊にハマる

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あ~あ…無視、無視 平凡な日常を望む俺は、階段を降りていく。 何故だろうか?木に縄跳びでグルグル巻きになる妹がいるのだが…これは…無視すればご近所迷惑になるのでは? いや…しかし!!平和平凡幸せな高校生活を望む俺は、決して負けてはいけないのだ。 「おい…そこの落ちてるヤツ拾ってくれるか?」 コスプレか?コスプレなのか? 何処で拾ってきた、その緑バンダナ!? 「俺は約束を守る男だ…お前の野望なんか興味ねぇ…」 「オイ…何をしている?何を!?」 「ゼロ、海軍に捕まり助け出される。私的には三刀流が萌える…」 俺は妹のホッペタを両手に掴んで伸ばす。 「いひゃいいはしふら」 「お前の妄想はいい…遅刻するぞ?」 「仲間を探さないとな!?お前は航海士クミだ!!」 「自分の航海でもしてろ!!」 「あ痛っ…クミは凶暴だシンジ」 雅に隠れる妹、彼女も巻き込まれた一人だ…可哀想に… 「お、おはよう金城さん」 「綾波くん…妹さんが…」
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