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妹がはぁはぁと息を荒げて、キル萌えとか言って何度も真似してたな。
先生も妹の扱いに慣れたのかもしれない…妹は震えながら口を開く。
「銃札刑ですって!!??」
「何も言っておらんのだが…」
「処分が重すぎます!彼は民間人であって…ただの学生です。」
人に指を指すな…お前も学生だろうが!
「戦場は…お遊びとは違います!指揮が下がります」
キーコーン、カーンコーン
予鈴が鳴り…
「綾波妹、授業が始まる…終わりでいいか?」
「まだです!秘密兵器の事については大丈夫なのですか?」
「お前が身に付けてる、キーホルダーがそうか?」
「な、何故??秘密実験のニャートロン計画が…まさか…」
猫のキーホルダー【フリー・ニャンダム】、腐女子高生の人気商品298円 妹は大の猫好き。
「せ、先生も大好きなのですか?わ、私も…」
「知らん、俺は猫嫌いだし」
しれっと、妹が猫話しをしようとしたらそれを止める…そして、職員室に入ろうとする先生。
「待って下さい!父上…にゃんダムは、にゃんダムは…」
上目遣いで先生の両足をガッシリ掴み涙目だ、必死に訴えようと抗議虚しく…振り払われる。
やぁとする妹は俺に向けて話す「キル…大事な友達だったんだ」と言ってガックリと四つん這いに項垂れる。俺は無視して校舎に入る…
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