妹が電波

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俺は教室に入り、遅刻を先生に何か言われたが…妹の事を説明しなんとか分かってもらうこと二十分。 「それは…しょうがないですわ」 髪にウエーブがかかり、二十代前半の女性は俺の担任である。たまに天然会話をするがいたって普通の優しい東條あやね 先生だ。 一番後ろの窓際が俺の席で、ベストポジションをキープしたと心でガッツポーズしていた。 休み時間はいつも寝ているか、ぼーっとしている 俺は平和主義者であり中二病の妹があんな感じだからと言って、何をどうする訳では無い。 「おはよう~!シスコン、りょうちゃん」 いきなり背中を叩かれて睨む俺の目先は、金髪長めの髪をなびかせて俺の前に立つのは幼馴染の金城雅・ステア、祖父がイギリスのハーフなためクォーターらしい 「遅刻か、珍しいね~りょうちゃんがそんな不機嫌な顔をしてるって事は飛鳥ちゃん絡みでしょ?」 「何故分かる?」 「あはは~長い付き合いだもん!何となく分かるよ」 皆に誤解される発言は、何となくスルーして今朝の事を話す。 「さすが…飛鳥ちゃん…中二病だっけ?日に日に凄くなってるね」 「明日は何かしでかすか分からない不安を毎日抱える俺に、弁当を分けろ…いや 食べさせろ~」 「ハイハイ…」 と飽きれ顏の雅を 見ながら、昼を楽しみにしていた。
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