第7章 さよなら…?

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幕府幕府って…。 その人たちはそんなに偉いの? その人たちが絶対100%正しいの? 人間はみんなそれぞれ、1つの物事に対してだって考えることも感じることも違う。 幕府に賛成の人たちもいれば、反対の人たちだっているのは当たり前。 だからって反対側を力ずくで押さえつけて何になる? 余計反乱が手に負えなくなるだけじゃん。 もちろん、いくら反対でも関係ない人を巻き込んだり殺したりするのはよくないけど…。 幕府は反幕府の人々を切り捨てないで 反幕府の人たちもみんな納得のいく国を作るようにするべきだと思う。 和解とか、そうでなくてももっと尊重してあげれば…。 「…正直俺はどうでもいい」 「え…」 沖田は少し俯いているため表情が読めない。 でも怒りの感情はあたしでも読み取れた。 「幕府側でも反幕府でも…悪人だろうが善人だろうが、俺はただ局長の敵を斬るだけだ」 「……」 「お前は近藤さんの命を狙った高杉の味方をすんのか」 「違う!」
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