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―…
時刻は午前2時を回った。
空には一際怪しく口角をあげた月と それを取り巻く小さな星たち。
まるであたしを嘲笑うような月に少しムカついた。
…あれからよく考えたけど あたしやっぱり出ていく。
厄介者は消えます…。
みんなに迷惑はかけたくない。
あたしを拾って、少しの間だけど世話してくれてありがとう。
…もう厄介はかけないから。
あたしは少なすぎる荷物を持って 静かに…振り返ることなく屯所を後にした…。
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