第9章 恋の蕾は開花時期

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「さーて里紅が音痴だとわかったところで、そろそろ仕事始めっか! 行くぞ~新八! 一!」 「はーい」 言いたいことだけ言って去っていく二人。 ちょっと…冗談じゃなくてマジで言ってるの!? 傷つく!! あたしは頬を膨らませて去っていく二人の背中を睨んだ。 すると突然あたしの肩にポンと手が置かれた。 あたしが見上げた先には斎藤さんが…。 「…………音痴一歩手前」 「……ありがとうございます……」 ………泣いていいすか。
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