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―…
昼下がり…。
あたしは昼から非番のためすることもなく ただ部屋の真ん中でダラダラしていた。
そして気づいたことが1つ。
着物ってさ、帯が後ろで結ばれてるからさ
寝返りうてない。
ゴロゴロができないぃぃぃ!!!
この実物干物女と呼ばれたあたしがゴロゴロもできないとは…。
高木里紅 一生の不覚。
「……はしたない」
「ん?」
部屋の出入口のところから沖田があたしを見ていた。
「……沖田のえっち」
「な…!?」
沖田の頬が少しだけ赤くなった。
お、えっちの意味覚えてたか!
「ふざけたこと言ってねぇで起きろ!! …出掛けるぞ」
「出掛ける? あたし今日非番なんだけど…」
「俺もだ」
「え?」
…仕事じゃないの?
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