第1章 …落ちた

15/17
前へ
/503ページ
次へ
「…日本は将来大きな戦争を経験する。結果は降伏に終わったけど そこからの日本の経済成長は世界でもトップクラス。あたしの時代でも日本は進化し続けてる」 「…。」 「空には鉄の塊が飛んでて 宇宙旅行だって可能な時代に……なるんですよ?」 スラスラ話していたあたしだが あまりに周りがしらけるので我に返った。 「…近藤さん…どうするんですか?」 「うん…どうしようね」 沖田さんの半ば呆れた質問に近藤さんは軽く返事をした。 おい。 あたしを痛い子みたいな目で見るな!! 「まぁとりあえず…未成年みたいだし保護ってことでいいんじゃない?」 「保護!? おい近藤さん! いくら未成年だって言ってもどこの馬の骨とも知れねぇ輩を…」 「総司落ち着けよ。いいじゃない可愛いから♪」 やけになって怒る沖田さんを土方さんが止めに入る。 あたし沖田さんには嫌われてんな…。 てか!! 「保護とかよりあたしを元の時代に帰してくださいよ!」
/503ページ

最初のコメントを投稿しよう!

701人が本棚に入れています
本棚に追加