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沖田と二人で屯所へ帰る途中…。
「♪」
あたしはウキウキ気分。
今日沖田があたしを鍛冶屋に連れ出したのは この刀をあたしに渡すためだったんだって分かったんだもん!
嬉しいなぁ! もうにやけが止まんない!
あたしってばもう一人前の武士?
雑用係卒業いぇーい!!
にしても沖田…
なかなか粋なことするじゃん♪
ちょーっとだけドキッとした!
「……里紅」
「何ー?」
「…あー……いや、なんでもねぇ」
「? そう?」
沖田はチラッとあたしを見るとすぐに視線をそらした。
変には思ったけどあたしは特に気にしなかった。
真剣かぁ…。
あたしはキランと輝く刀を握りしめる自分を想像してみる。
カッコいいなぁ~!
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