第9章 恋の蕾は開花時期

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「…気づいた時には時既に遅く、ふと思った時には苦しくて仕方ない。苦しい今を抜け出すには まだ見えない未来に向かって突き進むほかないだろう…。 その場で足踏みしてたって意味ねぇだろ?」 土方さんは夕焼け空を眺めながら続ける。 「少しは我が儘に、後先考えず 本能のままに突き進んでみてもいいんじゃねぇの?」 そう言うと 静かに背を向けてさって行った。 本能のまま…生きる…。
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