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―…
…にしたってさ…。
「窮屈~っ!!!!」
出るなと言われると出たくなる…。
これぞ人間の不変の心理。
「むぐぅ…」
「なんだ今の奇声は…」
「あ、沖田…」
沖田は何やらお皿を持ってあたしの前に現れた。
?
「…食うか?」
「せんべい!!」
皿から一つとって匂いをかぐ。
うん…醤油の香ばしい香り…!
おにぎりせんべいを思い出すね!
「…外出禁止になったんだってな」
「うん…もしそれを破ったらどうなると思う?」
「切腹以外に何がある」
「……一週間掃除とか、朝ごはん抜きとか…」
「切腹しかねぇ」
厳しい世の中だぜ…。
なんでそんな人の腹斬りたいの?
「……行かねぇよな」
「だって切腹でしょー? おとなしく屯所にいるって」
「そうじゃねぇ」
「え?」
「…高杉のとこにだ…」
沖田はジッとあたしを見つめる。
行くわけないじゃん。
沖田があたしに言った言葉…今でもちゃんと覚えてる。
みんながあたしを必要としてくれてる限りは ここにいる。
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