第10章 My answer

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「里紅ちゃん!?」 「山崎さん、刀を下ろしてください。奴ら…危害をくわえる気はないようなんで」 「でも…!!」 あたしは山崎さんの耳元に口を近づけ、奴らに聞こえないようにあることを耳打ちした。 すると山崎さんは顔を青ざめさせて ゆっくり床に刀を置いた。 「…利口な判断ですね。では行きましょうか」 「!! オイ!!!」 山崎さんが攘夷浪士にとり押さえられ 声をあらげた。 あたしはゆっくり白髪の男に歩み寄る。 「里紅ちゃん!!」 「…大丈夫! 後のことは任せたよ」 あたしは山崎さんを安心させるように微笑んで屯所をあとにした。 …絶対戻ってくるから… 待っててね。
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