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「ほら大丈夫!」
「何が大丈夫だ!! てめぇ曲がりなりにも女なら足出すなっ!!」
この時代、女の肌の露出に厳しいです…。
女性が太もも見せるのとかはしたないって言われる。
…そんなこと言ったら女子高生みんなはしたないよ。
あたしは仕方なく袴に着替えに部屋に戻り、再び稽古場を訪れた。
そして慣れた手つきで竹刀を握り、沖田の前に立つ。
「いざ! 尋常に勝負!」
「なんでもいいから早く来いよ…」
「はっ!!」
蝉がまだ起きていない早朝から稽古場には竹刀がひしめく乾いた音と二人ぶんの足音が響いた…。
「…沖田のせいでアザできた…」
「知るか」
全く手加減ってのを知らないんだから…!
まぁ楽しかったからいいけど♪
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