第12章 The flower of a night sky

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「え? 花火大会!?」 ある日突然持ち上がった話。 あたしのテンションは一気にあがった。 「行きたーい!!」 「残念だけど俺たちは行けないよ」 「えっ…!?」 何故に!? 何ゆえじゃ!? あたしは驚愕の表情を近藤さんに向けた。 「花火大会は多くの市民が集まる。何か事件や揉め事があったときすぐ対応できるように いつも見回りをするんだ」 「…見回り…?」 つまりあれか…。 花火大会でも仕事をしろと…。 そんなぁぁぁぁ!! 「あたしかき氷食べたい! 焼きそば食べたい~!!」 「…なにそれ?」 え、まさかかき氷とか焼きそば無いの!? そ…それはそれでショック…!! 「………つまり仕事すればいいってことですか?」 「そうゆうこと♪」 あたしはにこやかな近藤さんに悪意を感じた。
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