第2章 Real

6/16
前へ
/503ページ
次へ
「とても使える奴だとは思えませんが」 何をーっ!? 今のは聞き捨てならんぞ!! あたしにかかれば貴様なんぞ…!! 「まぁ力じゃ役にはたたないだろうね」 綺麗な顔してグサリと刺さる言葉を口にする美男子局長様。 ひ…ひどい…!! これが江戸か!? 男女共同参画社会基本法を知らないのかい!? 「でも里紅には知識がある。俺たちなんかより優れた来世の知性がね…」 「!」 「その里紅の知識が何処でどんな風に役に立つのかはまだわからない。でもきっと損にはならないと思うよ」 「……」 局長ぉぉ!! アンタやっぱりいい人だ!! あたしのことよく分かってんじゃん! へへーん!見たか沖田!! 「あとそれから、色々雑用もこなしてもらうよ里紅」 「え…パシリ?」 「ぱしり…?」 でもまぁ…住ませてもらうわけだし、そのくらいは仕方ないか…。 「…近藤さん、総司がずっと怖い顔してるぜ(笑)」 「ただ気にくわないだけですよ。土方さんはいつもヘラヘラしすぎです。副長としての自覚をしっかり持ってください」 「俺に当たるなよ! あ、そうか。総司、お前欲求不満なんだろ! 今度女紹介してやろうか?♪」
/503ページ

最初のコメントを投稿しよう!

701人が本棚に入れています
本棚に追加