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｢ほっ惚れてません!! 絶対!!｣
｢そんな全力で否定しなくても…。まぁでも寂しくなったら俺のところにおいで？ 抱きしめてあげるからさ♪｣
｢け、結構です…!｣
ほらこーゆーの…!!
絶対女慣れしてるよ!
あたし尻軽な女にはなりたくないの!
そんな甘い囁きに引っ掛かると思ったら大間違いなんだから!
｢じゃあちょっと素振りしてみようか!｣
｢はい!｣
そして土方さんに注意をされながらも あたしなりに頑張って練習していたのに…。
｢軸が揺らいでる。やる気あんのかね…｣
｢む…!｣
沖田がそうボソッと呟いたのをあたしは聞き逃さなかった。
｢一生懸命やってる!｣
｢どこがだよ｣
｢おい総司…!｣
なんでコイツはこうも…!!
｢所詮女に剣術なんざ出来ねぇんだよ｣
沖田はあたしを蔑んだ目で見下ろした。
…ブチッ
｢…これだから昔の人間は…。頭固すぎ｣
｢…あ？｣
｢男だ女だ言ってるお前が 小せぇ人間だって言ってんの｣
｢なんだと…?｣
｢ちょ、二人とも…ケンカしないで仲良く…!｣
｢土方さんは黙ってて!｣
｢土方さんは黙ってろ!｣
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