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―…
―ドン!!!💥
「っ…!!」
あたしは思いっきり背中を壁に強打する。
…いってぇ…!
「ほざいてた割には全然だな」
「くっ…!」
やっぱり強い…。
新撰組の斬り込み隊長と呼ばれるだけある。
全く敵わない。
―…そりゃそうだよ。
あたし今日初めて竹刀握ったんだもん。
出来なくて当たり前じゃん…―
悔しさも越えたボロボロの心に黒く揺らめき浮かぶ言葉。
「ッ…!!」
あたしはその言葉を噛み潰した。
それが現実だとしても
言い訳なんてしたくない…!!!
あたしは再び手のひらに力を込めて地面を蹴った。
そして…。
「この野郎ッ!!」
「!?」
あたしは走った勢いを利用して力一杯竹刀を沖田に向かって投げた。
―ピシンッ!!
真っ直ぐ空気を裂いて飛んでいった竹刀は簡単に打ちのめされる。
「やけになったk…」
「 」
「!!」
沖田が飛んできた竹刀に気をとられている一瞬の隙をついて懐へ入った。
ゼロ距離に入れば…
こっちのもんだ!!!
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