第3章 ドキマギどっきゅん!

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夏独特の大きくて真っ白な雲。 そして今も昔も変わらずイケイケの太陽。 「行ってきまーす!」 「行ってらっしゃい」 笑顔で手を振る山崎さんに見送られてあたしは一人、初めて新撰組の屯所からお出掛けです。 これから商店街に行ってお買い物してくるんだ♪ 日常生活に必要な物を買ってこいって 局長がお金をくれたんだよ! 局長太っ腹♪ ついでに江戸時代を堪能してこようかと思っております!(観光気分) あたしは山崎さんから借りた地図を頼りに質素な通りを歩く。 すれ違う人はみんな和服…。 この時代じゃ当たり前なんだろうけど、やっぱりあたしの目はまだ慣れないみたい。 ちょんまげの人とかガン見しちゃうんだけど。 「!! あの着物可愛い~っ!」 あたしの目に淡い赤色の着物が止まった。 細かい花柄が可愛らしい。 「よし!これに決めた!」 いつの時代でもお買い物は楽しいね♪
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