第3章 ドキマギどっきゅん!

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男の人はあたしに向かってふっと笑った。 「名前、聞かせてくれる?」 「たっ…高木里紅です!」 「そうか。じゃあまたね 里紅」 カッコよくそう言うと男の人は闇に消えて行った…。 結局名前…教えてくれなかったな…。 …また会いたいな! さて、あたしも行こう! 男の人が言った通りに歩いていくと商店街に出ることができた。 するとすぐ正面にお団子屋さんが!! …食べてから帰ろ~っと♪ あたしはスキップでお店の中へ。 「みたらし団子1つください!」 「へいまいど」 「きゃーもう土方さんったら!」 「いいだろ? 今夜少しだけ…会えないかな?」 「えぇ…どうしよっかなぁ…」 …あれはチャラ男さんではありませんか。 仕事サボって女口説いてますよ皆さん…。 「あれ…」 「…げ…」 あー今目が合ってしまった気がします…。 「里紅じゃん! こんなところで会うなんて奇遇だねぇ! やっぱり運命かな♪」 土方さんはにこやかにあたしの隣に来た。
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