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「…」
内容に目を通した瞬間あたしの顔が強ばる。
そこには 夜橋の下に一人で来て欲しいと書かれていた。
その時真実を話すと…。
真実って何?
あの人はやっぱり……。
あたしは紙を懐の奥にしまいホウキを持って歩き出す。
…行くしかないか。
―夜…
夕飯を食べ終わったあとあたしは一人部屋で武器をいじっていた。
小刀は持ってたほうがいいよね。
あと手裏剣も少し持っていこ。
ん?どこからもらってきたって?
武器庫から勝手に借りてきた!
他にも色々と床に並べどれを持っていくかしばし検討中。
榊原さんがどんな人か分からない限り油断はできない。
「里紅」
すると突然部屋の襖が開き沖田が顔を覗かせた。
「…なにしてんだよ。そんな物騒なもん広げて…」
「あー…ちょっとね! 武器の観賞…みたいな?」
「武器の観賞なんて聞いたことねぇけど…」
呆れたように目を細めた沖田の手にお風呂で使う木の桶があった。
…これからお風呂かな。
「そろそろ行くぞ。里紅も準備しろ」
「え………何の?」
…まさかお風呂…!?
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