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「何の…って、風呂に決まってんだろ」
「ぉふっ…え!?」
あたしの体が一瞬にして熱くなった。
い、いきなり何!?
お風呂…一緒に…!?
「む…無理っ!」
「は…?」
だって…だって!!
屯所にあるお風呂一人入るのでやっとだよ!?
ふ…二人で入るとか…近すぎ…っ!!
想像しただけでのぼせてしまいそうだ…。
「なんだよ無理って…」
「いや…だって狭いし…は、恥ずかしいし…」
「はあ?」
おどおどするあたしに沖田は首を傾けた。
「何ぶつぶつ言ってんだよ。お前聞いてねぇの?」
「え…なにを…?」
「…知らないのかよ」
沖田は面倒臭そうに頭をかいてあたしを見る。
「今夜は息抜きにみんなで銭湯行くって 近藤さん言ってただろ?」
「……」
………いつ!?
「初耳だけど!?」
「お前がぼんやりしてて聞いてなかっただけだろ。早く用意しろよ置いてくぞ」
「あ…待って待って!」
あたしはすぐに立ち上がって用意を始めた。
…なんか一人で勘違いして焦った自分が恥ずかしい…。
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