第3章 ドキマギどっきゅん!

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「お前に馬鹿と言われたくない阿呆。……来いよ」 「…え?」 「手当てしてやっからついてこいって言ってんだよ」 「…」 こいつ…ツンデレか? まぁでもとりあえず沖田に従ったあたし。 「傷見せろ」 部屋に入るや否や強引に腕を引っ張った沖田。 「痛い!! 女の子にはもっと優しくしろ馬鹿!」 「は? お前のどこが女だよ」 表情1つ変えずにそう言った沖田にイラッときたあたし。 こいつ絶対冗談のつもりで言ってない…!! 「…お前これ斬られたのか?」 「そうですが何か」 「……間抜けだな」 ……。 言い返す気が起きないほどムカつくんですけど…。 「どうせちょっと声かけられてついていったんだろ」 なんで分かるんだよコノヤロー! ムカつくな本当!! 「…消毒する。滲みるから耐えろ」 「言われなくても…っ! 痛っ…」 し…滲みるぅぅ!! そうか…医学に関しては全然進歩してないから…! 傷口が焼けてる気がする…!! 痛い…!!!
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