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「~っ…!!」
「泣くなよクソ女」
「泣いてない!!」
痛くて涙目になっただけじゃアホ!!
「てか! あたしをクソ女呼ばわりすんな!」
「は? ならクソ虫にしてやろうか?」
「ぶっ殺すぞ…!!」
クソ虫って明らかにクソ女より悪化してんだろ!!
「あたしは高木里紅! ちゃんと名前あるの!」
「へぇ」
「聞く気あるのかお前!!」
「はい終わり。傷口は数日で治るだろ」
そう言って沖田は立ち上がった。
「聞けよ!!」
「聞いてるよ。傷治ったらまた俺と勝負しろ。次は必ず勝ってやる」
嫌みのようにそう言って余裕の笑みをみせる沖田。
ほほーう。
「何度やったってあたしが勝つに決まってるし!」
「ほざけ阿呆。早く治せよ 里紅」
「!」
沖田はそれだけ言うと部屋から出ていった。
沖田…あたしのこと初めて里紅って言った。
…これはあたしに降伏を示したってことだよね!?(勝手な解釈)
「ふぁ…っ…」
にしても疲れた…。
今日色々あったし…もう寝よーっと。
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