第3章 ドキマギどっきゅん!

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「~っ…!!」 「泣くなよクソ女」 「泣いてない!!」 痛くて涙目になっただけじゃアホ!! 「てか! あたしをクソ女呼ばわりすんな!」 「は? ならクソ虫にしてやろうか?」 「ぶっ殺すぞ…!!」 クソ虫って明らかにクソ女より悪化してんだろ!! 「あたしは高木里紅! ちゃんと名前あるの!」 「へぇ」 「聞く気あるのかお前!!」 「はい終わり。傷口は数日で治るだろ」 そう言って沖田は立ち上がった。 「聞けよ!!」 「聞いてるよ。傷治ったらまた俺と勝負しろ。次は必ず勝ってやる」 嫌みのようにそう言って余裕の笑みをみせる沖田。 ほほーう。 「何度やったってあたしが勝つに決まってるし!」 「ほざけ阿呆。早く治せよ 里紅」 「!」 沖田はそれだけ言うと部屋から出ていった。 沖田…あたしのこと初めて里紅って言った。 …これはあたしに降伏を示したってことだよね!?(勝手な解釈) 「ふぁ…っ…」 にしても疲れた…。 今日色々あったし…もう寝よーっと。
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