第4章 Brain which should be loved!!

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「そう。証拠を押さえてほしい。あとそれと同時にしてほしいことがあるんだ」 「…何かあるんですか?」 「その遊郭で働く遊女が失踪しているんだ。しかも一人や二人じゃない…。生きているのかどうかもまだ不明でね…」 「分かりました。任せてください。」 「遊郭の中を調査できるのは今回限り…。宜しく頼むよ」 大変だね…。 複雑すぎて頭ゴチャゴチャよ。 あたしは二人の横で呑気にそんなことを思っていた。 「分かってるだろうけど里紅も同行させるんだよ」 「…はい」 「えっ…あたしも行くの!?」 や、止めてよ! あたし刀使えないんだって! あたしはまだライフルを持たないスナイパーと一緒なんだよ!? 「里紅の頭脳が役に立つかもしれないんだ。頑張ってきてね」 近藤さんは爽やかな笑顔をあたしに向けた。 いやーん…そんな綺麗な笑顔止めてよ…。 断れないでしょーっ!!
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