第4章 Brain which should be loved!!

6/24
前へ
/503ページ
次へ
―… 「結局こうなるんだよねぇ…」 あたしはただ今、例の笹岡さんの経営する遊郭の前に来ています。 旅館みたいなでかさですね…建物が。 隣には沖田、後ろには20人くらいの隊士たち。 多勢に勝るものなし!! あとあたしが刀を持つのはまだ危険だから木刀もらいました。 …どっかの漫画の主人公じゃないんだから…。 「御勤めご苦労様です。一番隊組長沖田総司さん」 中から出てきた人…沖田の目付きが険しくなったところ、この人が笹岡竹次郎で間違いないな。 つか……… ハゲ散らかったちょんまげだ!!!! すげぇ…やべぇ初めて見た!! 「早速ですが中を調べさせていただきます」 「どうぞ、気が済むまで調べてくださいな」 そう不吉に口元を歪めた笹岡さんに あたしは黒だと確信した。 でもあの笑みは…自信に満ちてる。 武器はここにはない、ということからくる自信なんだろうか?
/503ページ

最初のコメントを投稿しよう!

701人が本棚に入れています
本棚に追加