第4章 Brain which should be loved!!

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「…どうすんの沖田?」 このままじゃ事態は泥沼化…。 名探偵でも呼ばなきゃ解決できないよ。 「限界まで粘る。諦めるわけにはいかねぇ…」 沖田の表情から“諦め”は見えなかった。 うん! こうなったら未来からきた救世主のあたしが何とかするしかないよね!! 「よし! 沖田! あたしに任せろ!」 「何を?」 「この件だよ! 絶対武器見つけてやるから!」 「……」 なんだその冷たい視線は! 「あたしに任せておけば心配はいらないよ!」 「あぁそう…じゃさっさと見つけてこいよ」 「おう!!」 あたしは元気よく返事をして建物内の探険を始めた。 すると…。 「里紅ちゃん、よかったら案内しようか?」 「ほんとですか!? 助かります!」 「いえいえ!」 若い遊女の一人があたしに声をかけてくれた。 さっき一緒にガールズトークをしていたうちの一人だ。 「じゃあまず1階を案内するわね」 「ありがとうございます!」 あたしたちが接客間を歩き回っていると隊士たちも再び動きだしていた。
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