第4章 Brain which should be loved!!

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こうなったら…!! 「超ベタだけどお決まりのパターンでいくしかない!!」 あたしは沖田に向かって指を指しながら叫んだ。 「…日本語話せよ」 日本語だよ!! 「まず窓の数を数えて! 中から!」 「は?」 「ちゃんと階ごとにわけてね!」 「なんで?」 あたしはさっき隠し部屋を探してたの。 でも見つからなかった。 可能性は低いけどこれでやってみるしかない!! 「いいから!! 早く!」 「……」 ―… 「1階の窓は15、2階は23、屋根裏部屋に1つ。これで何が分かるんだ?」 半ば呆れたような沖田。 まるで無意味なことに時間を費やすなと言うように…。 「まだ分かんない。次今と同じように外から数えて! 数え間違いのないように!」 「な…お前自分で数えろよ!」 「あたしは頭使ってイロイロ考えてるの。早くしないと時間なくなっちゃうよ?」 「…」 ブスッとした顔をする沖田。 ガキか!! ―… 「あ? んなわけあるか。ちゃんと数えろ」
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