第4章 Brain which should be loved!!

14/24
前へ
/503ページ
次へ
2階を徹底的に調べ始めること数十分。 ついに…! 「あったー!」 やっと隠し部屋に繋がるであろう扉を発見!! でも… 「鍵かかってるよ! 笹岡連れてこないと…!」 「大変です隊長!! 笹岡が…いません!!」 「何…!?」 まさか…っ!! 「鍵を持って逃げたんじゃ…!?」 「すぐ探せ! まだ遠くには行けないはずだ!!」 隊士たちは一斉に外へ飛び出していった。 あたしも笹岡を探そうと思った時だった…。 「え…?」 あたしは不意に立ち止まった。 「? どうした?」 沖田がそんなあたしに気づいて声をかけた。 「ねぇ…今何か聞こえなかった?」 「は…?」 今…確かに人の声みたいな音が…。 「んーっ!」 「!! ほら!」 あたしは隠し部屋の扉に耳をつけた。 この中からだ!! まさか失踪した遊女が…!? 「なんだよ…」 「中に人がいるの! 沖田この扉壊して!」 「はあ!? できるかよ! 分厚い鉄の板だぞ」 確かに…。 刀じゃ歯が立たないし、あたしの蹴りでもちょっと…。
/503ページ

最初のコメントを投稿しよう!

701人が本棚に入れています
本棚に追加