第4章 Brain which should be loved!!

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やっぱり笹岡を探して鍵を奪うしか…。 でもこの中の人が失踪した遊女なら1週間以上監禁されてることになる。 早く助けてあげたい…! 「沖田、笹岡早く捕まえてきて!」 あたしはそう早口で言うと1階に降りるため階段をくだった。 「おい待て! お前はどうするんだよ?」 後ろから追いかけてきた沖田に腕を掴まれあたしは動きを止める。 「なんとか鍵を開けられないか試してみる!」 「そんなことできんのかよ…」 「あたしは未来の人間だよ! あたしの頭に不可能の文字はないの!」 すいません誰かの名言(?)使わせていただきました! コ○ンだったかな? 「分かった。すぐ戻ってくる」 沖田はあたしをジッと見つめ腕を離し 笹岡を追いかけていった。 あたしは出来ることをしよう!! 「すいません!」 「?」 あたしがやって来たのは遊女たちがたむろしている1階。 「誰かいらないかんざしか髪止め持ってませんか? それか細い針金とかあったらすぐほしいんですけど」
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