第4章 Brain which should be loved!!

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†沖田side† 「無駄な抵抗は止めろ笹岡!!!」 「来るな!! 来たらこの爆弾を爆発させてやる!!」 笹岡は自分の体に巻きつけた爆薬で俺たちに脅しをかけてきた。 くっそ…これじゃ手が出せねぇじゃねぇか!! どうするか…。 考えている間にも笹岡は徐々に距離を広げていく。 ここまで掴んで逃がすわけにはいかねぇ…!! そんな切り詰めた空気の中轟き響いたのは…。 ―ドォォン!!! 「ぎゃあああ!!」 それは銃声と笹岡の悲鳴だった。 なんだなんだとざわめく隊士を掻き分けて出てきたのは…。 「今あたしようやくスナイパーになれたかも!」 と子供みたいに楽しそうに笑う里紅だった。 こ…こいつ…まさかあの扉開けやがったのか!? ってんな事よりも…! 「おいテメェ!! 何勝手なことしてんだよ!! 笹岡に当たったらどうする!!」 「いいじゃん別に。攘夷浪士は即座に討伐する。違った?」 「そうじゃねぇ! アイツには大量の爆薬が…!」 もし銃弾が爆薬に当たったら…!! 「大丈夫! あれ多分爆薬じゃなくて煙玉。だから怯むことないよ」
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