第4章 Brain which should be loved!!

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「あぁ…その二人なら調べはついたよ。二人とも客の男に入れ込んで駆け落ちしただけだった」 「……」 事件に全く関係ないパターンですか…。 まぁよかったけどね! 「まぁ一先ずお疲れ様」 その言葉にあたしは嬉しくなった。 なんかすごく気分がいい! 「じゃああたし稽古してきまーす!」 あたしは上機嫌で局長の部屋から出た。 「…もうさすがに 里紅を認めるよね? 総司」 「…一抹の不安は残りますが…」 「疑り深いね。それじゃあ嫌われちゃうよ」 「構いませんよ別に。好かれたくもありません」 「相変わらず厳しいね…総司は」 …二人がそんなことを話しているなんて露知らず あたしは軽やかなステップで稽古場へ。 ところがその途中…。 「やぁ里紅! 今日初任務だったんだってね!」 「あぁ…はい…」 相変わらずのテンションで近づいてきた土方さん。 あたしは少しだけ後ろに下がる。 「聞いたよ~大活躍だったって! さすが里紅!」 「…ありがとうございます」 やっぱり誉められると嬉しいな…。
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