第4章 Brain which should be loved!!

24/24
前へ
/503ページ
次へ
あたし醤油せんべい大好き…! 歌舞伎あられも美味いよね!! 「食べる!」 「よし、じゃあ行こう!」 「うん! あ、言っとくけど沖田にはあげないからね!」 あたしは笑顔で土方さんに向かって頷き すぐ沖田にそう言った。 「いらねぇよ」 そう一言呟くと沖田は去っていった。 可愛くないなぁ。 素直に食べたいって言えば1つくらい分けてやってもいいのに。 「里紅のじゃなくて俺のせんべいだけどね」 「あ、そうだった!」 ともあれ土方さんと共に長い廊下を歩きだす。 そしてあたしはふと遠ざかっていく沖田の背中を眺めた。 なんだか暗くて、孤独で…でも何か…ただならぬ強い意志を感じた…。
/503ページ

最初のコメントを投稿しよう!

701人が本棚に入れています
本棚に追加