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あたし醤油せんべい大好き…!
歌舞伎あられも美味いよね!!
「食べる!」
「よし、じゃあ行こう!」
「うん! あ、言っとくけど沖田にはあげないからね!」
あたしは笑顔で土方さんに向かって頷き すぐ沖田にそう言った。
「いらねぇよ」
そう一言呟くと沖田は去っていった。
可愛くないなぁ。
素直に食べたいって言えば1つくらい分けてやってもいいのに。
「里紅のじゃなくて俺のせんべいだけどね」
「あ、そうだった!」
ともあれ土方さんと共に長い廊下を歩きだす。
そしてあたしはふと遠ざかっていく沖田の背中を眺めた。
なんだか暗くて、孤独で…でも何か…ただならぬ強い意志を感じた…。
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