第5章 局長と愉快な仲間たち!?

9/12
前へ
/503ページ
次へ
「土方さん、僕にも酌してくださいよーっ!」 「おぉ! 飲め飲め新八~!」 土方さんに酌してもらえて嬉しそうな永倉さん。 あーなるほど…。 土方さん大好きみたいなね。 「まさか里紅が敵だったなんてね…」 「勝手に敵にしないでくださいよ!」 あたしのじゃないけど 土方さんならどうぞ好きにしてください!! 「あの永倉さん…土方さんのこと好きなんですか?」 あたしはコソッと永倉さんに囁いた。 「好きだよ」 「!!」 まっ、まじもんだ!! 即答したし! 自信に満ちた顔だし! 「何? 驚いた?」 「…いやぁ 永倉さん綺麗な顔してそんなご趣味があるのかと…」 まさに可愛い弟って感じだからさ…。 「でも別に…」 「えっ…?」 突然永倉さんはあたしの頬に手を添えて顔を近づけた。 「女に興味がないってこともないんだけどねー」 「なっ…!」 なっ…ななな!! なんだこいつはぁぁぁ!? え…男も女も両方いけますよ的な? 永倉新八恐ろしやぁぁ!! 「おいそこー!! 何2人で盛り上がってんだぁ!?」 「左之助…っうぐ!!」 顔を真っ赤にしたテンションの高い原田さんが 腕を永倉さんの首に回した。 「俺も混ぜろやー!」 「ちょ、もう酔ってるの?」 「ったりめーだ! 今日は騒ぐぜぇ!」 原田さんは永倉さんの首を抱えたままビール瓶を天に掲げる。 うわー酒癖悪そうー。
/503ページ

最初のコメントを投稿しよう!

701人が本棚に入れています
本棚に追加