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―…
辻斬り集団が3つ…か…。
それが組織化してきてるんだよね。
…だとしたらその3つの組織同士が激突するか、または結託するか…。
どっちにしろ厄介か。
「ぼーっとすんな」
「あたっ! ちょ、叩くことないでしょ!」
あたしは沖田に叩かれた額を押さえる。
「今更怖くなったか?」
「まさか!!」
沖田は意地悪い顔をしてあたしを見た。
ただちょっと色々考えてただけだし!!
「…まだ実際に見たわけじゃねぇけど」
「え?」
さっきとは少し違う沖田の声にあたしは沖田を見上げた。
「嫌な予感がする…」
「…」
…こいつ預言者!?
「沖田引退したら占い師やれば?」
「んないかがわしいもんやりたくねぇ」
いかがわしいって占い師に失礼でしょ。
…あたしはこの時はまだ知らなかったし 分かろうともしなかった。
“侍”という生き方そのものを…。
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