不思議な男

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言われたとおり南東門に向かうと、盗賊団の内の一人が捕まっていた それにしても、フィオを連れてきてしまったけど大丈夫だろうか…… 家を出ようとしたら、俺から離れなかったからリュックサックの中に入ってるけど…… 「ふっ……仲間は売らん。俺になにを聞いても無駄だ」 守備隊達はこいつから情報を聞き出そうとしてるがどうやら難航してるようだった そのとき、守備隊の中でも一回り大きな男が出てきた 「ライクさん、来てくれましたか!」 ずんずんと歩いて来て、握手される 「いや~いつも通り熱いっすね、団長さん」 はっはっはっと陽気そうに笑う 「で、アジトの場所は分かりそうなんすか?」 「いま、捜査させています。じきに見つかるとは思うんですけど……」 そのとき、さっと守備隊の一人が団長に耳打ちをする 「ライクさん、どうやらアジトが見つかったみたいです。場所は街を出て、南の洞窟みたいです。」 「わかった、じゃ、俺が先に行っとくから」 そういって、俺は洞窟へと向かった
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