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翌日、再びアンナに脅され起きた俺は近くの森へ向かっていた
「ふぁ~……眠ぃ……」
まだ重いまぶたをこすり、街を出て10分ほど歩くと大きな森の姿が見え始めた
はぁ……薪ぐらい昼に取りに行ってもいいのに。わざわざ早朝に行かせやがって…
まぁ、ついでに散歩でもしますかぁ…
「ふぅ……ほんとにいい空気だなぁ」
そんなことを言いながら30分ほど歩いているとぱっとひらけた場所に出た
「おっ、こんなところがあったんだな…」
そのとき、俺は中央に何かを見つけた
「たま…ご?」
そこにはかなり大きい卵があった
持ち上げてみるとかなり重く、中から音が聞こえてくる
「う、産まれるのか!?と、とりあえず、家に持って帰ろうかな」
刹那、パキッという音が鳴る
「へ?」
卵がどんどん崩れていき、出てきたのは…ドラゴンの赤ちゃんだった……
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