狼獣人と少年物語

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「夫が浮気してるんです。証拠をみつけて下さい!」 まぁ…こんな仕事はよくあるんだよね。昼間はこういう“つまらない"仕事してる。 夜は“楽しい"仕事。アイツも居るしね。 僕のこの“つまらない"人生を“楽しい"物にしたアイツ。 「はぁ…浮気調査めんどくさ!」 ドサッとソファに倒れる。すると、隣の部屋のドアが開いた。 「おい、帰ったのか?ならメシだメシ!」 2mはある狼。二足歩行だが、体は狼に近い。手(前足)は五本指だけど足(後ろ足)は狼の足。 「お前なぁ…さっき冷蔵庫のもん食っただろ?」 「るせー。腹減るんだよ。しかたねぇだろ?」 「わかったわかった。この仕事終わったらな」 そういい、僕はソファから立ち上がり、机の方の回る椅子に座る。(学校の先生の机と椅子みたい) 「えー…お前またケーサツとかで調査するんだろ?」 「当たり前。使えるものは使わなきゃ♪」 そうして、昼間は終わってく。
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