神童と蹴球場

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一人、一人と段々に倒れてった 淡い黄色のあの服は 泣き出す俺とフィールドの土の中に溶けて行って 笑う、笑う監視者を装った 悪魔の呪いにただ 洗脳されゆく桃色の君に繋ぐ手解かれた 空陰って 雨が降って 灰の世界に一人居て 嘘だらけ 口角上げ 悪魔は俺に言った 管理許可の契約書 「桃色のアイツを助けたいんだろ?」 そうだ俺は たった今 君の為だけに サッカーを棄てた 前人未到 革命開始 蹴球場 いざ自由を目指してフォルテシモ 管理 自由 乗っけて奏でた蹴球歌 今勝利を掴むから 一人、一人と仲間が増えてきた 僕、僕のメンタルなど 革命なしでは自由の見込みも限りなく0で 不屈、不屈の精神で逆らった この籠の中のような 場所で死んだような 苦しい目をした 君の手をとって 割り切っても 割り切っても 不安は押し寄せて 僕であらず、僕にあれず 間違いは正されず 期限の無い 誓約書 「でもサッカーが無くなるのは嫌だよ。」 ボール蹴って 走り出した 泣いてるくらいなら 自由を掴め 威風堂々 パスワークでゴール前へ いざ勇敢果敢な シンドウタクト 無我夢中 フィールドで見せた 超次元 今試合を変えるから 振り切っても 振り切っても 悪魔は追ってくる 大丈夫だ、大丈夫と君に言い聞かせる フィールドを駆けて駆けて 〝自由〟の目の前へ 辿り着いた 〝革命〟の (結末は此処に) 正々堂々難攻不落のゴールキーパー 君と走りここまで三千里 点滅、閃光 稲妻光って最終決戦 今世界を救うよ 超絶展開 警鐘響く 蹴球場 少年悪魔凌ぐ 笑み見せた 笛が鳴り ボール抱きしめ蹴球場 負の連鎖を断ち切って 契約書を破り捨て 今 革命起こすから
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