気違いのお茶会

それは、三月になると兎は発情期になります。

その為、狂ったように発情するので皆は″三月兎″と呼びます。

「三月兎、これ持っておいてくれないか？」

帽子屋は大事な大事な懐中時計を手にすればお茶に入れない様にと三月兎にて渡せば紅茶の準備を始めました。

しかし、自分一人用のみです。

それでも彼らは何も言わず、帽子屋は作り終えれば溶けるのを待ちながら懐中時計を受け取った。

それから、彼らはワイワイガヤガヤと話していれば帽子屋はある物を持ってきた鞄から取り出しました。

「いつものお礼」

半分作りかけが多いですが帽子を取り出せばぽふんと三月兎にあげました。

勿論、ヤマネにもあげましたがかぶせようとすれば机の上で眠るヤマネを覆いかぶさりました。

これではヤマネは出てこれないかもしれないのに、と誰も思う事はありませんでした。