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ーー RIVIRO
ーー メディカルエリア
アレウス、キュイラス、シグルドの3人は監察も兼ねてメディカルエリアに来ていた。
ア:まぁ、メディカルエリアは清潔で当たり前か。
キュ:まぁね、1番デリケートに扱わなけりゃいけない場所だし。予想以上だね。
シ:あのプロ意識が高いジン君が部長を勤めて居ますし、これが標準なんでしょう。
ア:アイツ自分より立場が明らかに弱い、病人や怪我人とかには優しいからなァ。ドSなクセに。やぶ医者のクセに。
ジン:聞こえてますよぉ、アレウス様ぁ。
背後からよく知った声が聞こえ、3人は振り返った。
そこには紺のオペ着姿のジンがいつもの調子でこちらに歩み寄ってくる姿があった。
ジン:グットイブゥニィング、皆さぁん。
キュ:やぁ、ジン。
ア:おう。
シ:こんにちは、ジン君。
はたから見たら豪華な面々である。
キュ:おや?オペ着ってことはオペがあったのかい?
ジン:はぁい、7時間立ちっぱなしなので今すぐ寝たいでぇす。お腹空いたぁ。
シ:あ、ジン君。RIVIROが支給してる携帯食ならあるけど。
ジン:さすがはシグルドさん。偽善者キュイラスさんと名ばかりのアレウス様とは違いまぁす。
ア:おい、メディカルエリアは飲食禁止だぞ。
ジン:僕が物を食べていると?それはきっとキュイラスさんの幻術でぇす。
キュ:発動してもないんだけど…。
ジン:ところで。皆さんは僕のメディカルエリアの監察に?
ジンはシグルドから貰った携帯食を食べながらアレウスとキュイラスをスルーした。
それにシグルドが頷く。
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