◇ ジンの嗜好

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キュ:む、難しい話をいきなり…。 ジン:まぁ、僕は加虐な性的嗜好を持っていませんので。興味ありませんし。 ジンはアレウスを指差す。 ジン:だから僕をパラフィリア扱いしないで下さぁい。ただ真顔で何の感情もなく人を痛めつけ、殺めるのに機械的で何も感じないだけでぇす。人体実験や拷問にギャーギャー言う奴が分からなぁい。 ア:お、お前…。 キュ:………それって…。 シ:ある意味問題じゃ…。 それはある意味、人を人としてすら見ていないと言う事なのでは? それはある意味、健全とは言わないのでは? それはある意味、ドSとかよりも危ないのでは? と、アレウス達は思ったのでした。 ア:な、なぁ、ジン。 ジン:はいー? ア:もし、俺らを拷問とか人体実験に使えるとしたらどうする? ジン:アレウス様やキュイラスさん、シグルドさんをですか? ア:あ、あぁ。 ジン:あなた方は身体能力も能力も世界トップクラス、その時は…。 ジンは歩きだし、数歩進んでから足を止め、振り返った。 ジン:この上なく愉しいかも知れませんねぇ。あなた方のような"モルモット"は中々手に入りませんのでぇ。……では。 また歩き出したジンに3人は絶句したまま見送った。 ジンの嗜好…? Fin.
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