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俺の母ちゃん、有美は事務員をしている。
朝は忙しいために簡素な味気ない朝食だった。
まあ、腹にたまればなんでも良いが。
母ちゃんは家では優しいがなかなかのやり手で仕事をバリバリこなしていた。
結構、そんな母親を俺なりに尊敬していた。
横では父親の高田豊が新聞を黙って読んでいた。
オヤジはプログラマーの仕事をしていた。
俺はオヤジが嫌いだった。いわゆる子育ては放任主義で、俺はキャッチボールすらしたことがなかった。
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