相変わらず鬼畜ヒーローな泉研

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「雄一君元気にしてるかな」 授業中のことだった。 この日はキャロン・バリカンは修学旅行。パパとママは宇宙ステーションへ見学へ出かけていた。 家へ帰っても誰もいないということになる。だから遊び相手もいないしつまらない。 ジュラル虐殺もいいが不定期に現れるからタイミングよく来るわけじゃない。それに家族一緒の時のほうが誘き寄せられる。 「泉君、よそ見はいけませんよ」 「チッ」 そうだ雄一君の家に遊びに行こう。この少年は一度放火したことがある。家一つ一つに周り火を付けていた。雄一君に聞くとジュラル二人組に無理やりやらされていたらしい。なのでいつものよう研は瞬殺してやったのだ。 「今何しているのか?この前行ったのはちょうど半年前だし家の場所忘れちゃったよ」 「ぶつぶつうるさいですよ」 なぎさ先生は怒りながら近づいてきた。相変わらずエロい格好をしている。生徒間の人気投票では一位を獲得したことがあり、それほど魅力があるというわけだ。 「いっけね―」ウザ顔で頭を掻く。すると不思議なくらいみんなつられて笑う。 「算数は苦手なんです」 家に帰るとトマトジュースを飲んだ。これは嫌いなのだが、そのほうが健康にいいらしい。やっぱりジュラルを皆殺しにしたいしそのためにはこれを飲むしか無い。きっとカロチンという成分が身体の調子を良くしてくれるに違いない。 テレビを付けようかないつもなら、ジブリのラピュタに出てくるムスカそっくりの男がニュースをやっているはずだ。 「行楽シーズンの影響で渋滞が深刻となっております」 「そうか、ジュラル星人の仕業か。チャージンGO!!!!!」 変装した。ちなみにこれは光が無いとできない。でも出来ることもある(?)全身黄色で赤いヘルメット。これはハパがこしらえてくれたものだ。 「来いスカイロッド!!!」 乗り込む。レバーを前に倒し急発進した。今日はフラフープが仕事しない。 (尺伸ばし) 渋滞している場所へ着いた。向こうには南極遊園地がある。そうか、あれが原因なのか。そこで研はもう少しさかのぼって改札へ来た。 「あなたはジュラル星人なんだ!」 「ギャー!!!!」 ついでに渋滞している車にもアルファガンをやっておいた。
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