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  一人暮らしとか凄いなぁ。 私には絶対出来ないよ…。 …じゃなくて。 「なんでこっちに帰ってきたの? おばさん達は?」 私が聞くと、 彼女はやっぱり何て事ないように、 『んー…、夜に会いたくて』 とか言ってくるから本当にやられた。 私は電話中なのも忘れて、 呆然としてしまった。 『夜ー?』 きーちゃんの暢気な声が受話器越しに聞こえて我に返る。 同時にふと何かを諦めた。 もう、この人に何を言っても無駄なんだろうなぁ。 ★ それから他愛の無いことを話して、 私は今週末にきーちゃん家に泊まることになった。 いや、楽しみではあるんだけど、 ちょっと怖いな。 クロも誘っていいか、 明日、学校で聞いてみようかな。 とりあえずお母さんに週末の予定にOKを貰い、 私はベッドに横になった。 今日は濃い一日だったなぁ。 もう眠ろうと目を閉じたらきーちゃんの顔を思い出した。 三年の間にすごく可愛くなってた。 でも、ハグ魔だったり、 外見の割に子供っぽかったり、 行動力がすごかったり、 何も変わってないなぁ。 また、仲良くなれたら嬉しいなぁ。 そう思いながら私は目を閉じた。  
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