「風紋」

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父親は紙を握りしめると、急いで飛び出した。 「あ、あなた! どこへ行くの!?」 「決まってるだろ! フウ子を追いかける!」 「え!? で、でも沖縄は――」 「そっちは同僚と代わってもらうとかなんとかする!」 「ちょ、ちょっと待って! 私も一緒に探します!」 父親と母親がそろって、一路四国を目指して旅立った。
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