最初って何も思い付かなかったらプロローグにしとけば良くね?

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2060年11月16日千葉県館山 燃え盛る町に彼はいた。 母は家に押し潰されて、父は瓦礫から彼を庇ってそれぞれの命を散らした。 炎は彼の住んでいた小さな町を覆い全て呑み込まんとしている。 それはなにも彼も例外ではない。生存本能に追い立てられ逃げ惑っている幼い彼から家族を、友人を、そして彼自身の命を奪おうと立ちはだかった。 ーーああ、もうダメ、なのかな………。 幼いながらに自身の状況を悟り、地面に大の字で倒れ天を仰ぐ。 彼の目に映るのは漆黒の夜空、その闇に吸い込まれていく数多の火の粉。 そして ━━━三つの流星━━━ 闇を切り裂くように流れてゆくその先は、しかし直線することはせず、彼の真上で散開した。
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