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「おぅ…あの件か…行ってらっしゃい。」
「零哉、俺、まだ昼飯食べてないぜ?」
「そうだな…。」
「凜…カレーって甘口?辛口?中辛?激辛?」
「激辛ってあるのかよ?」
「う…ん。」
「中辛…で」
「んじゃ…私も中辛にしようっと」
悠里乃は、辛口が苦手なので中辛にした。
「私、また、太っちゃうなぁ…」
「太っても良いじゃん。」
「良くないよ!!」
と綾音は言い、零哉を往復ビンタした。
「これは、零哉が悪い…(笑)」
「女子は、好きな人の前ではスタイルを気にするんだよ!!」
と、綾音は零哉に言った。
「俺のこと…」
と、零哉は綾音に言うと綾音は、
「す…す…す…好きかも」
と手に持つ昼飯をゆらゆらと揺らしながら言った。
「そうなんだぁ…いつもの会議中にじぃ~と俺を見てたからな」
お前は、ずっと違う方向見てて気になんかしてないだろ!!と俺は、思った。
「あっ!!みんなゴメン遅れて…」
「真鈴…気になんかしてないから大丈夫だよ?」
「オッス…真鈴。何か先生に呼ばれてたんか?」
「芸術科は、今週の土日、発表会みたいな行事があるんだよ。」
「真鈴は何を発表するの?」
「あたしは、絵画。だから画廊に行かないといけなくなって。」
「もぐもぐ」
「だから、あたし準備で忙しいから、会長。今日の会議はパス。」
「はひよ~(はいよ~)」
その数分後。
「んじゃ、俺は、行って来る。また放課後。」
「おぅ!!また放課後!!」
俺は、急いで食器を片付けて校長の所に行った。
「凜…急いじゃって、どうしたんだろう?」
「朝、何か言ってなかった?」
「あっ!!そういえば…トイレがどうのこうの言ってた!」
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