第1章 生徒会役員達の日常Ⅰ(前編)

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「おぅ…あの件か…行ってらっしゃい。」 「零哉、俺、まだ昼飯食べてないぜ?」 「そうだな…。」 「凜…カレーって甘口?辛口?中辛?激辛?」 「激辛ってあるのかよ?」 「う…ん。」 「中辛…で」 「んじゃ…私も中辛にしようっと」 悠里乃は、辛口が苦手なので中辛にした。 「私、また、太っちゃうなぁ…」 「太っても良いじゃん。」 「良くないよ!!」 と綾音は言い、零哉を往復ビンタした。 「これは、零哉が悪い…(笑)」 「女子は、好きな人の前ではスタイルを気にするんだよ!!」 と、綾音は零哉に言った。 「俺のこと…」 と、零哉は綾音に言うと綾音は、 「す…す…す…好きかも」 と手に持つ昼飯をゆらゆらと揺らしながら言った。 「そうなんだぁ…いつもの会議中にじぃ~と俺を見てたからな」 お前は、ずっと違う方向見てて気になんかしてないだろ!!と俺は、思った。 「あっ!!みんなゴメン遅れて…」 「真鈴…気になんかしてないから大丈夫だよ?」 「オッス…真鈴。何か先生に呼ばれてたんか?」 「芸術科は、今週の土日、発表会みたいな行事があるんだよ。」 「真鈴は何を発表するの?」 「あたしは、絵画。だから画廊に行かないといけなくなって。」 「もぐもぐ」 「だから、あたし準備で忙しいから、会長。今日の会議はパス。」 「はひよ~(はいよ~)」 その数分後。 「んじゃ、俺は、行って来る。また放課後。」 「おぅ!!また放課後!!」 俺は、急いで食器を片付けて校長の所に行った。 「凜…急いじゃって、どうしたんだろう?」 「朝、何か言ってなかった?」 「あっ!!そういえば…トイレがどうのこうの言ってた!」
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