第1章 生徒会役員達の日常Ⅰ(前編)

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「バカ!!お前は良くても俺が良くない!!しかも、ゆり…凄い熱なんだぜ。急…」 と、俺が言いかけると 「りん…ゴメン…心配かけて。」 「あぁ…大丈夫なんだけど、急にどうした?」 今、俺は、やっと一階に降りようとしてた。 「なんかりん…におんぶされるのって…初めてだなぁ~っと思って。」 答えになってねぇ~って思ったが、今、悠里乃は病人だ。 「もう喋らないで良いよ。寝てて。また、熱あがるかもしらないからさ。」 「あっ…うん。分かった。」 と、悠里乃は、俺に言いながら眠ろうとして羊を数え始めた。 羊は、数え終わる前に着くんだけどな…と、俺は思った。 そうしながら歩くこと10分。俺は、保健室の前に着いた。 「先生!!居る!?」 俺は、保健室の前で先生を呼んだ。 ガラガラ 「凜君、体調でも悪いの?」 「俺じゃなくてゆり…悠里乃が、熱でさ…」 「分かった。すぐに靴脱がして。」 俺、今、おんぶしてるから無理なんですけどみたいな表情を俺は、先生に見せた。 「あっ…そうしているなら私が靴脱がせるわ♪」 と、保健室の先生は、言って悠里乃の靴を脱がした。 「先生、ゆり…悠里乃を休ませてくれませんか?」 と、俺は、言いながら、悠里乃を見た。 「良いわよ♪奥のベッドが空いているわ。」 と、保健室の先生は、言って奥のベッドに俺を進めた。 「ゆり…保健室に着いたよ?起きて♪」 と、俺は、悠里乃をベッドの中に入れた。 「凜…。」 「ゆり…座らないで横になって♪」 「う…ん。」 と、悠里乃は、言って横になった。 「凜君、ちょっと手伝って。」 「あっ、はい。」 「これを悠里乃ちゃんのおでこに乗せて来て?」 と、保健室の先生は、言って氷水入りの袋を俺に渡した。 「あっ、はい。」 と、俺は、言って氷水入りの袋を受け取り、悠里乃のおでこに乗せた 「ひゃっ!!(きゃっ!!)…りん!!」 「あっ、気付いた!?ゴメン…あっ…心配しないでよ?俺は、近くにいるからさ。」 と、俺は、言ったら先生に呼ばれた。 「んじゃ…ちょっと、行ってくる。」 俺は、言って先生の所に行った。 「分かった。行ってらっしゃい。」 と、悠里乃は、言って満面の笑みを俺にしてベッドに座った。 「先生、なんですか?」 「生徒会室から電話。」 「あっ分かりました。」 と、俺は、言って電話を替わった。
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