ー第1話ー

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裏庭は、人通りが少なく、中央に木が一本植えてあり、 その真下にベンチが一つ置かれているだけの寂しい場所。 だが、その場所はメイコにとってはとてもありがたい場所だった。 人は来ない、静か、時間を忘れてやってしまい、何度も親に怒られてしまったことを、 メイコは思い出した。 「(少しだけ・・・この1ページをやったら帰ろう)」 ベンチに座り、ページを広げ、どんどんと頭を働かして行った。 そんな姿を転校生に見られていたとも知らずに・・・・。
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