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翔のお母さんもお姉さんも、
酷く疲れた顔をしていた。
「悲しい顔しないで」
そう言われて、俺たちはいつも通りじゃなきゃダメだと感じた。
冷静に。
なにも変わっちゃいないんだ。
その後に、翔の担任が来た。
担任と翔のお母さんはなにか話し込んでいる。
そんな中、いつものように眠っている翔を茶化す振りをしていると、翔が起きてしまった。
「あ、わりぃ。起こした」
「なにこの勢揃い感」
目を覚ました翔はいつもの翔だった。
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